組換えナタネの自生に思う。
日時 : 2004年10月1日 23:52
水海道市の砂長と申します。
鹿島港周辺で輸入されたGMナタネが自生し始めたことを政府が教えてくれました。環境省も小貝川、鬼怒川の河川敷に自生している からし菜からはまだGM遺伝子は見つかっていない。調査は続けるがまだ回収を命ずることはしない。と言っています。
稲、大豆の作付けを止めることは大事です。しかし、種を蒔いた事も無いGMナタネが自生しているのです。しかも種子ネットの情報では全国のナタネの輸入港周辺で自生していることをうかがわせます。そして、あぶらな科の交雑しやすいすいことは、稲、大豆の比ではありません。環境省が数10キロも離れた河川敷きを調査地点に選んだことは何故だったのでしょうか。
私達は何故、組換え作物の国内栽培に反対しているのでしょうか。風評被害で自分の所の農産物が売れなくなるからなのでしょうか。この自然界で生きていくように完成された植物体にむりやり、人工の遺伝子を挿入し、作り変えたこと、その結果の未知の現象へのおそれ。上手に表現できませんが、こんなことではないでしょうか。生物の研究をしている知人は、ある現象を遺伝子までさかのぼって説明しようと苦戦しています。しみじみ、遺伝子の振る舞いのネットワークには、何も分っていないと話します。
しかし、モンサントは安全は国も認めているから心配ご無用と説明します。BSEの安全性での国の姿勢を見てもどこまで信頼できるのか、素人の私は戸惑います。
まず、この組換えナタネ問題をどう始末するのか。ここに全力をそそぐ時と思います。GM遺伝子が環境に拡散はじめたのです。恐れていることが始まっているのです。国の研究者は自然摂理に従う限り、交雑は防ぐことはできない。組換えが嫌いな人には苦痛かもしれないが、止むを得ない。と切り捨てています。
国に回収命令を出させるにはどのような方法があるのでしょうか。
大豆の作付けを希望する方が、全国でGMナタネが自生している。何も問題を起こしていない、交雑しにくい大豆を作付けしてどんな問題が起きるのか。と質問されたら風評被害と答えるのですか。組換えナタネにきちんと結末をつけられない限りどののような反対運動も意味がありません。私達の負けです。