ドイツでトウモロコシにGM汚染を検出
ロイター
4月27日
ハンブルグ
ドイツ政府筋は、金曜チリとカナダから輸入した普通種の飼料トウモロコシにGM種子が混入しているのを発見したと発表。
シュレスビックーホルスタイン北部州の農業大臣は、購入した農家に対し、抜き打ち検査で汚染のでた種子は播かずに輸入業者へ戻すよう指示した。
チリからのものはEUで承認されていない除草剤耐性のもので、カナダからのものは未特定の何種類かのものが混ざっている。
混入は偶然だったかもしれないが、同じ種子が他の州へも回っている可能性は否定できない。
去年ドイツ、イギリス、スェーデン、フランス、ルクセンブルグでは、カナダからの輸入種子でそれとは知らずにGM作物を栽培したため、EU内で非難が沸き上がった。
これに対しドイツ首相ゲハート・シュローダーは、環境への影響調査が終わる2003年までGM作物は栽培しないよう呼びかけた。