スターリンクアレルギーの証人

 

フィリップ・ブラッシャー
AP
 農業記者

抄訳 山田勝己

 

特定の品種のGMコーンを食品に許可するかどうかを検討している科学者達は、政府の血液検査では陰性だったコーンにアレルギーがあるというフロリダの検眼士から話を聞いた。
 キース・フィンガーは、日曜日にスターリンクコーンと水を混ぜたものを食べた後に出たみみず腫れの発疹を写した写真を審査官達に示して、以前にもスターリンクに陽性反応の出たトルティーヤ・チップスを食べてアレルギー反応があったと話した。火曜日「耐え難い痒さだった」と科学者達に話した。審査官の一人で国立衛生局のアレルギー専門家のディーン・メトカーフは、フィンガーさんのような症状は、コーンアレルギーかどうかの検査を指示するくらい明らかなものだという。
 

フィンガーさんは疾病予防センターがスターリンクコーンに対して春に行った血液検査の17人のうちの一人だ。血液検査は陰性だったが、フィンガーさん同様全員がコーン製品を食べてアレルギー反応が出たと申し出ている。 検査の有効性や政府が全国の医師に連絡を取ってもっと潜在的被害者を拾い出さなかったのかについて納得していない審査官もいる。 連邦政府は、これ以上の広範囲な検査をする予算がなかったと話している。

科学的審査では20ppbの許容値を設定するかどうか決定することになっているが、審査の結果発表は来週以降になる。EPAが出した審査官への報告書ではスターリンクの混入率は、推定方法によるが0.34-8ppbの間だという。


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