大ニュース1:欧州議会環境委員会GM汚染予防規制を採択

 

欧州緑の党プレスリリースより

アキコ・フリッドさんからの通信

03年5月23日

 

−今日の投票の結果は、欧州議会そして特に環境委員会がGMOに関して断固とした姿勢を持っていることの証明だろう。アメリカ政府によるWTO提訴というこの状況下においても、「トレーサビリティーに関する新規定が制定され実施可能となるまでは、GMO、GM食品、GM飼料の新規承認は行なわない」とする改正案が大多数によって支持された。

 

こうやって確実に法を作成していければ、そして実際に消費者が頼れる法が実施されることになれば、安心して消費者も消費者としての責任で選択するということが可能になるわけですもんね。みんなの肩の荷が軽くなるってことですもんね。なんかワクワクしちゃうわ。来週の共存会議も楽しみです。

 

アキコ@スウェーデン

(実は私もスウェーデンの欧州議会議員の人たちに消費者としての声を届けたんですが、なんかそのかいがあったわぁ・・・。これで終わったわけじゃないので、これからもできる限りのこと実行していきます。日本のみなさんも頑張ってください。日本でGMO表示規制が改正されること、アジアの国々の人たちが期待しているようですよ)

 

 

大ニュース2−グリーンピースアクティヴィスト、

ブリュッセルのモンサント本社を占領

 

グリーンピースプレスリリースより

 

−共存に関する欧州委員会提案は断固として認められない。GMO汚染や汚染を防ぐためにかかる経済的負担は、GMO開発企業であるモンサント社などが担うべきであり、有機栽培や従来栽培生産者、およびにヨーロッパの納税者が担うものであってはならない。委員会提案は、「予防原則」と「汚染者払い」に逆行している。

 

グリーンピースのアクティヴィストらによるモンサント社ビル占領の様子は、ロイターやAP並びにたくさんのヨーロッパメディアによって取り上げられたようです。

写真はこの↓リンクで。

http://www.greenpeace.org/press/latest-press-image-view

 

テレビのインタビューに答えたモンサント幹部は、「GMO混入は避けられない」と認めたそうです。

 

はい。その通りです。誰が考えても当然ですが、汚染抜きでの共存は無理なことなんです。まぁ、汚染するってことは「共存」とは言えないですので、とにかくGM植物の野外での栽培はダメなんです。イギリスの人たちがやっている試験栽培GM作物の引き抜きは、予防原則に適っていると感じます。

 

アキコ@スウェーデン

来週、加盟国の農業大臣が集まって、「共存」に関する話し合いを行うことになっています。それが月火で、水曜は私たち反対派慎重派による会議です。来週もブリュッセルは盛り上がりそうだわ。お楽しみに!(と言っても私は留守にしますんで、ご自身で要チェックしてくださいな)

 

 

 

 

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