農水省による除草剤耐性イネの環境安全性確認

以下愛知県農総試HPより

除草剤耐性イネの環境安全性が確認されました(平成13年5月8日)

 愛知県農業総合試験場では、平成9年度からイネ直播き栽培によるコスト低減を目的に特定の除草剤の影響を受けないイネを遺伝子組換えの手法を用いて作り出す研究を進めています。
 平成12年度は、農林水産省のガイドラインに基づき組換えイネの環境に対する安全性評価試験を行い、このたび農林水産省の農林水産技術会議組換え体利用専門委員会の審査を経て、環境安全性が確認されました。
 今後は、数か年をかけて、試験場内の水田を用いて遺伝子組換えにより作出されたイネの育種研究、生育、収量などの特性試験を実施する予定です。

今回、「指針」に適合していると確認された環境への安全性評価項目
(1)
遺伝子が導入されたことの確認
(2)
導入された遺伝子の機能の確認
(3)
イネの形態及び生育に対する遺伝子導入の影響
(4)
イネの繁殖に対する遺伝子導入の影響
(5)
イネの種子休眠性及び脱粒性に対する遺伝子導入の影響
(6)
周囲の生物相に及ぼす組換えイネの影響

以上、全文
以上の確認がなされた結果、遺伝子組み換えイネ(祭晴れ)の一般圃場での栽培が認可されたことになります。ただし食用、飼料の目的での栽培はできません。