国道23号(知立バイパス)より幸田町/蒲郡市までと
豊川市国道1号西古瀬橋周辺
09/04/05
豊明から蒲郡までの調査
今回はじめての試みとして、豊明より国道23号(知立バイパス)を経て幸田町、蒲郡市までの約30kmのナタネ調査を行いました。これは名古屋港より、陸路でのナタネの輸送の有無を検証するための試みです。

疑わしい5株を確認したものの、GM検出には至りませんでした。今のところこの間GMナタネの移送はないものとみられます。

豊川市国道1号線音羽地区より
西古瀬橋(07〜12)
昨年、在来ナタネとの交雑種とみられる株が確認されている国道1号線豊川市西古瀬川周辺の追跡調査を行いました。

今回もラウンドアップ耐性セイヨウナタネのほかに、新たな地点で交雑を思わせる同耐性ナタネを確認し、回収しました(検体No.09)。

この付近ではセイヨウナタネのほか、カラシナ、在来ナタネ、さらに作物の後代種とみられるものも確認されており、交雑によるGM遺伝子の拡散が懸念され、余談をゆるさない状況です。

GMナタネのさらなる拡大を防ぐため、この区域でのセイヨウナタネについては、継続的かつ徹底的な駆除と監視を続けてゆく必要があります。
図中印はGM陽性(RR:ラウンドアップ耐性)を示す



カラシナとの交雑を思わせる検体『09』について
09/02/01に撮影した『No.09』

今回 09/04/05に撮影した『No.09』。2ヶ月で見事に成長した
09/02/01に撮影した『No.09』の近接画像。カラシナ系の作物のように見える。この時期に野生カラシナの自生はありません
現場から保護し、プランターで生育中の『No.09』。キャノーラの形態をしているが、葉の縁にギザが目立つ
画像をクリックすると詳細をごらんになれます
検体 No.09 の個体
←今回
GM(ラウンドアップ)陽性






先回 2009/2/1 撮影
この時の検査ではGM陰性