名古屋港潮見埠頭周辺の調査・抜取り(その1)
 名古屋港潮見埠頭から県道55号線船見町を経て竜宮町まで
09/03/28
上図中、
はラウンドアップ耐性(RR+)
はバスタ耐性(LL+)
遺伝子組み換え食品を考える中部の会としての名古屋港潮見埠頭周辺の調査抜取りは、昨年2/23以来1年以上ぶりということになります。

現在、名古屋市が高架道路を建設中のため、その下を平行して通る船見町から竜宮町交差点までの県道55号線では全面的な改修工事が施されています。そのため表土の入れ替えが行われており、陸路移送によるこぼれ落ちが新たに起こっていない限り、セイヨウナタネの自生はありえない状況です。

昨年の状況ではセイヨウナタネの自生は縮小傾向であったものの、今回の調査では非常に多くの自生を確認する結果となってしまいました。左の図からもわかるとおり、潮見埠頭ブルーボネットより県道225号〜船見町交差点〜県道55号〜竜宮町の間では、ほとんど途切れることなく多数の自生を確認しました。

これは今冬の温暖多雨の影響もありますが、新たなこぼれ落ちが実証されてしまったことになり、まったく残念な状況といわざるを得ません。
道路の縁石と歩道の間隙に自生するセイヨウナタネは根こそぎ抜取ることが難しい。根を残すと新たに芽吹いてしまうからです。
すでに調査または駆除活動が行われた形跡が
右の写真は道路の縁石と歩道の舗装の間隙に自生するセイヨウナタネです。いったん切り取られた茎の根元から新たに枝を延ばし、成長している様子が確認できます。こういった状況が多数確認されることから、私たち以外の何者かがすでに調査または駆除活動を行っている事実を伺い知ることができます。