この説明会でも、白熱した質疑応答がなされました。 |
Q | 一般圃場ではなぜ試験栽培はしても、収穫はしないのか。農水省からは、環境安全性についての認証が降りているのだから、問題がないということではないのか。 |
A | いくら環境安全性が認められているからといって、食品としての安全性が認められていない限り、周囲への影響には万全でなくてはならないため、収穫はしない。種の固定、選抜のための作業は、隔離圃場で行っているため、一般圃場ではその必要はない。 |
● | ただし、一般圃場という定義づけと、農水省からの環境安全性認証との間には、疑問点が残ってしまう。つまり、安全性が確認されているのであれば、食用あるいは飼料などの目的としなければ栽培、収穫もできるのではないかという解釈もできる。 |
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Q | 現在、ラウンドアップはラウンドアップハイロードという新商品に代わっているが、試験栽培にはどちらが使われているのか。 |
A | ラウンドアップハイロードを使っています。 |
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Q | GM品種として商品化されるとしたら、品種名はどのようにつけられるのか。 |
A
 | 元の品種名を使うことができるが、『祭り晴○×』というように『祭り晴』とは区別できる品種名とする必要がある。または、別の名称をつけてもよい。商品として流通する場合、その袋にも同様な表示が必要となる。 |
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Q | モンサント社での研究品種(除草剤耐性イネ)に『M−202』というのがあるが、それについてのデータはあるのか。 |
A | 『M−202』(注)については、モンサント社独自の研究品種のため、愛知県農試では感知するところではありません。 |
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(注) | M(mideam grain)とは中粒種の意(モンサントの頭文字ではないようです)。日本の水稲種はS(short grain)短粒種であり、直接関係する系統ではないものと思われます。 |