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2003年11月25日
つくば市議会議長 兼平英雄様
遺伝子組み換え作物の作付けに対する規制を求める請願
請願者住所: |
茨城県つくば市二の宮4-14-1-1-302
(п@029−856−0876) |
氏 名:
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生活クラブ生活協同組合茨城
つくば北・南・茎崎支部
遺伝子組み換え作物・食品に反対する実行委員会つくば南支部
代表 宇野信子印
他977名 |
紹介議員 |
| 金子 和雄 印 |
| 橋本喜美子 印 |
| 宮本 次郎 印 |
| 亀山大二郎 印 |
| 橋本 佳子 印 |
| 滝口 隆一 印 |
| 塚本 武夫 印 |
| 飯岡 宏之 印 |
| 木村 光男 印 |
| 田宮 直子 印 |
T.件名
遺伝子組み換え作物の作付けに対する規制を求める請願
U.内容
今夏、茨城県筑波郡谷和原村での遺伝子組み換え大豆作付けニュースは、県内外の生産者、消費者に大きな衝撃を与えました。
汚染(組み換え)された遺伝子が、ひとたび環境中に拡散すると手の打ちようがありません。遺伝子組み換え作物の作付けを進める研究者は「大豆やイネは自家受粉植物であるから、拡散する可能性はない」と言います。しかし、「自家受粉植物といえでも開花時の天候(風向き、風速)は予測できず、またその種が危機に瀕すると他家受粉を起こす」という研究結果もあります。また、遺伝子組み換え作物の安全性に対しても、認可した国自体が「生物多様性への長期影響はこれから研究する」(農水省)という状態です。
このように、遺伝子組み換え作物については、安全性に対する問題が解決されぬまま、冒頭のような作付けが一部の推進派の人々によって行われています。現在、国内では認可された遺伝子組み換え作物の栽培要綱は定められていません。いつ、どこで、誰が栽培しているのか、わからない状況です。「6割の人が遺伝子組み換え食品を買い控える」という農水省の調査結果(今年7月22日付け)もある点から、最も危惧される問題は、風評被害による周辺農業生産者全体への影響です。
生産者の方々や農業関係者の方々が営々と努力され積み上げてきたつくばの農業の品質・安全性・信頼性を継続していくためにも、遺伝子組み換え作物の作付けを規制する必要があると考えます。茨城発の遺伝子汚染は、なんとしても食い止めなくてはなりません。
つくば市が定める環境基本条例の制定目的「健全で恵み豊かな環境を保全するとともに、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能なつくば市を作り上げていくため」の観点からも、具体的な歯止めとなる施策・対策に大至急着手していただき、つくば市における遺伝子組み換え作物の監視を強化し、市の許可なく栽培しないよう規制を設けるよう請願します。 |
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茨城県つくば市議会に対して生活クラブ生協つくば北南茎崎支部より以下のような請願書が提出されました。
これに対しつくば市議会では、04年3月議会で全員一致でこの請願書を採択しました。
以下、水海道市・砂長弘一さん(米穀店)のコメント
反主流派の議員が多かったので、どうなるかと心配しましたが、うまくいったようです。つくば市はどのような規制案を出してくるのでしょうか。
この請願が実効を持つように、全国でつくば市の動きを見守りたいと思います。
農水の研究所はどのように反応するのでしょう。 |