神奈川県茅ヶ崎市

神奈川県茅ヶ崎市では、綾瀬市につづいて、以下のような意見書を採択。国会、政府関係機関に対し提出しました。「遺伝子組み換え食品いらない!」海老名市民の会の陳情を受けてのもの。
なお、同様の陳情が大和市、厚木市、藤沢市にもなされましたが、審議未了または不採択となっています。



遺伝子組み換え作物の栽培中止を求める意見書

 最近のバイオテクノロジーの発達に伴い、日本国内でも国の安全性確認が終了した遺伝子組み換え作物の試験栽培が行われるようになったが、多くの消費者は遺伝子組み換え食品を「食べたくない」と考えている。健康や環境への安全性の確認できないからである。
 しかし、このところ、遺伝子組み換え作物の国内試験栽培を一般農地で進める動きがある。だが、遺伝子組み換え作物を栽培すれば、風や虫などにより花粉が運ばれ、その地域の作物や近縁食物への遺伝子汚染は避けられない。
 よって、政府におかれては、地域の農家、農作物と消費者の権利を守るため、次の事項について強く要望する。

現在行われている遺伝子組み換え作物の野外栽培はいかなるものも即刻中止すること
現在計画中の遺伝子組み換え作物の栽培を凍結すること
遺伝子組み換え作物の新規栽培計画は行わないこと

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成15年9月30日

内閣総理大臣
総務大臣
厚生労働大臣
農林水産大臣
                       茅ヶ崎市議会