新潟県・上越市
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構
中央農業総合研究センター北陸研究センター
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複合耐病性遺伝子組み換えイネ
カラシナのディフエンシン遺伝子を水稲品種「どんとこい」に導入し,いもち病や白葉枯病などに複合耐病性をもたせようとしたイネ系統。
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新潟のGMイネ実験中止を求める署名
一次集約:
06/05/31
二次集約:
06/06/30
最終集約:
06/07/15
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平成18年度隔離圃場での調査結果の概要等(中央農研発表)
07/05/19
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以下組み換えイネ公開刈り取り
06/10/24
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平成18年度隔離圃場栽培実験のための公開田植え
06/07/21
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平成17年隔離圃場での調査結果の概要等(中央農研)
06/05/01
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プレスリリース
『遺伝子組換えイネ栽培実験における交雑に関するモニタリングの結果について』
05/11/16
ながれ
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以下組み換えイネ公開刈り取り
05/10/03
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中央農研北陸研究センター内隔離圃場にて田植え
05/06/29
05/05/31
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農水省、環境省より隔離圃場栽培実験承認
05/05/25
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実験中止を求める行政交渉(参議院議員会館/東京)
05/05/24
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説明会開催
05/04/29
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カラシナ由来の抗菌性タンパク質をもつ複合耐病性イネ系統の隔離圃場栽培実験について(中央農業総合研究センターHPにリンク)
05/04/14
・陳述書(金川貴博)
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陳述書(山田 稔)
05/07/29
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陳述書(柳原敏夫)
05/08/01
・陳述書(金川貴博)
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陳述書(河田昌東)
準備書面他
証拠説明書他
書類の日付
裁
判
記
録
01
遺伝子組換え稲の作付け禁止等仮処分申立書
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05/06/24
以下申立書に対する答弁書
(独)生物系特定産業技術研究機構より
05/06/28
02 準備書面
01□
05/06/27
03 求釈明書 01
01 証拠説明書
05/07/04
02 証拠説明書
05/07/07
04 準備書面
02
争点対比一覧表
05/07/11
03 証拠説明書
05/07/12
05 準備書面
03
05/07/20
06 準備書面
04
05/07/20
04 証拠説明書
05/07/22
05 証拠説明書
05/07/25
07 準備書面
05
06 証拠説明書
05/08/01
08 準備書面
06
05/08/03
07 証拠説明書
05/08/08
09 準備書面
07
08 証拠説明書
05/08/10
10 裁判所による却下決定
05/08/17
11 抗告申立
05/08/18
12 準備書面 08
09 証拠説明書
05/08/25
原決定問題点一覧表
05/08/30
13 準備書面
09
05/09/13
10 証拠説明書
05/09/14
11 証拠説明書
05/09/16
14 準備書面
10
05/09/20
15 準備書面 11
05/09/20
13 証拠説明書
05/09/21
16 準備書面 12
17 準備書面
13
14 証拠説明書
05/10/04
18 準備書面
14
05/10/11
署名用紙ほか
Eメールでの署名(団体用)
Eメールでの署名(個人用)
連絡先:
星の谷ファーム
百姓 天明伸浩
新潟県上越市吉川区川谷3193-1
TEL/FAX:025−547−2210
Eメール:
valley@valley.ne.jp
http://www.valley.ne.jp/~valley/welcome.
上越市・『複合耐病性遺伝子組み換え(GM)イネ』
について
新潟県上越市の独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター・北陸研究センターというところで、イネ特有の病気『縞葉枯れ病』や『いもち病』に抵抗性をもたせたという『複合耐病性遺伝子組み換え(GM)イネ』を開発研究しています。そして今年、隔離ほ場での栽培実験が行なわれることになっています。
このGMイネはカラシナに由来するディフェンシン遺伝子
(*注)
を『どんとこい』というイネ品種に組み込んでつくられました。とくに寒冷地ではいもち病などは避けて通ることのできない病気でもあり、それを克服するため、今回のGMイネがあるということになっている。
かつて愛知県でもGMイネが研究されたことがあります。愛知県農業総合試験場では長年懸案の不耕起乾田直播きという農法(田越しをせずにそのまま籾をまいて田植え作業を省いてしまう)には、イネが芽をだした後にも除草剤を施用する必要がある。除草剤耐性のイネを作ることが命題となったわけです。
愛知県での研究は、「日本人の主食のコメに対して遺伝子を組み換えてまで研究開発をすべきでない」という市民の強い要請で02年12月中止が決定されました。
今回の上越市での研究は、とくに縞葉枯れといもち病などの病気に耐病性をもたせようというもの。そのための遺伝子組み換えというわけです。
しかしながらたとえば愛知県では、すでにこのふたつの病気を克服できるコメ品種を作出する技術を、遺伝子組み換えをせずに可能にしているのです。これは従来の掛け合わせの技術で作り出されたもので『SBL(縞葉枯れといもち病に耐性)』と名づけられています。たとえば愛知県の開発品種に『あいちのかおり』というのがありますが、これにSBLの性質をうえつけたのが『あいちのかおりSBL』です。この技術では、新品種にありがちな、年が経るにつれSBLの効果が衰えるというようなことがない(圃場抵抗性)といわれています。
愛知県農業総合試験場ではさらに『中部111号』系統を研究中。中国雲南省との提携で可能となったいもち耐病性が強く、無防除栽培も可能。
これら『SBL』と研究中の『中部111号』の技術も、将来統一化されるであろうし、まさにいもち病も過去のものとなる日も夢ではありません。
こうした耐病性を持たせた新品種のための技術は、従来の交配による方法で躍進的に進歩しつつある。米どころ新潟では『コシヒカリ新潟BL』、富山では『コシヒカリ富山BL』という品種名での商業栽培が開始されています。それぞれの県では、やはり自県ブランドが優先するため、耐病性新品種の作出は各県がしのぎを削るという状況でもあります。
そんな中、目的の性質を得るために、ありえない生物の遺伝子を組み入れることで、本来不可能な品種を作出できる。これは品種改良のためにはまことに便利な方法といえます。
しかしこの技術には大きな問題点があります。つまり研究の進行・成就、さらにはビジネスという経済性という目先の目的が、安全性という食品には欠かすことのできない条件を二の次にしてしまう可能性がある。これはあってはならないことですが、研究者、バイテク企業にはありがちな意識といえます。つまり、遺伝子組み換え食品には常に不確実なものが付きまとうことになる。
今回の上越市の研究機関で行なわれているGMイネの研究について、本来必要でない方法で、多額の費用をかけて、しかも商品化されないであろう新品種のために続けることの無意味さを明確にすべきではないでしょうか。単にデータを得るためだけの研究に、屋外での栽培実験は必要ないはずです。
隔離ほ場での実験は、すでに基礎的な研究が終了していてはじめて望めるものです。それをあえて屋外での実験という、米どころ新潟のブランドに汚名をさすような方法をとるべきではありません。
おそらく新潟県上越市の大多数の市民は、遺伝子を組み換えたイネを望まないでしょう。『中止』という勇気ある決断を強く望みます。
*注:ディフェンシン遺伝子
抗菌作用のあるタンパク質をつくる遺伝子で、一部の植物や昆虫などが持っているといわれる。
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