遺伝子操作食品を考える中部の会では、2025/07/19、四日市市・四日市港から国道23号を経て、松阪市の関連製油会社までの、雑種ナタネ調査を行いました。
今回は、それに合わせて、製油会社から関連運輸会社のトラック駐車場までの経路についても調査をおこないました。

走行する車中からの目視による確認では限界があるものの、今夏の猛暑の影響か、セイヨウナタネの自生は極端に少なく、国道23号沿いではサンプリングすることができませんでした。

松阪市の国道23号『小舟江町北』から関連製油会社へ向かう県道697号『柘植』交差点付近で15本のセイヨウナタネの群落を確認し採取。うち10本について、試験紙による簡易検査を行った結果、すべての個体についてRR陽性(除草剤ラウンドアップ耐性)であることを確認しました。
県道697号『柘植』交差点付近
セイヨウナタネ(幼生)の群落
検査の様子
検査結果(すべてRR陽性)
今回の調査で、関連製油会社に向かう中勢バイパスについても目視調査を行ったところ、起点となる『肥田』交差点から約1.2km、松阪市方面に向かう地点の中央分離帯付近で複数のセイヨウナタネを確認しました。

中勢バイパスを走行しての、関連製油会社へのトラック輸送については、関連の輸送会社との間で禁止措置がとられており、本来はこのような場所で、セイヨウナタネが自生する可能性はありません。

今回の現状を踏まえ、関連製油会社に対し、申し入れをする予定です。

なお、関連製油会社から輸送トラックの駐車場までの間では、セイヨウナタネや雑種と思われるナタネの自生は見受けられませんでした。
23号『肥田』交差点より中勢バイパスを西進1.2km地点(印)