■ セイヨウナタネ、ハタザオガラシ、そして交雑種? | |
これはセイヨウナタネ |
●セイヨウナタネ 帰化植物 アブラナ科アブラナ属の二年生植物。但し越年する例は少ないといわれる。中部の会の調査では二年以上越年したものも確認している。 食用油用として改良された品種にキャノーラがあり、こぼれ落ちによる自生の問題となっているのはこの品種。 葉柄がなく、葉の根元が茎を抱きこむ。葉の表面はキャベツのように白っぽく、細かい毛羽に覆われている。 花は大きいが、在来のものより数量が少ない。 景観用には在来種が用いられる |
ハタザオガラシ |
●ハタザオガラシ アブラナ科カキネガラシ属 中央アジアからヨーロッパにかけて原産。帰化植物。日本各地で見られる。 花期は5〜7月 所見: 花はセイヨウナタネと比べるとかなり小さい。萼片(がくへん=花びらを支える部分)に毛羽がない。 鞘は旗竿のように細長く、極細の種子を稔らせる。 |
交雑種と思われる個体(すぐ近くにセイヨウナタネの幼生が・・・) |
●交雑種? 所見: 花はセイヨウナタネとハタザオガラシの中間の大きさ。萼片に毛羽がない。 鞘は付けるが短小、ほとんどが不稔。 枝が多く、直立的に上に伸びる。 茎はかなり硬い 春から梅雨ごろに姿を見せるが、梅雨明けには枯れてしまう(夏以降に生体を見ることはない)。 |