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第7回 GMナタネ抜取隊 in 三重
(その2)
国道23号線/三重県鈴鹿市『南玉垣町南』より
松阪市『小舟江』まで
(約27kmの区間)
10/06/13
今回のGMナタネ抜取隊では当日が雨天であったため、作業に無理のないよう、各班の作業範囲についても短縮し、1.5kmほどとしました。また四日市港から松阪市方面への往路(国道23号線の東側車線)のみの作業としました。
6/13の抜取隊の後、あらためて交雑の状況を確認するため、6/20にも調査を行いました。その結果、下の表のB、C、D、Iの区間で、さらに四日市港近くの国道23号線中央分離帯でも、アブラナ科の雑草との交雑を疑わせる計13個体を確認しました。うち1個体を除いたすべてが除草剤耐性GM陽性でした。
このようにこぼれ落ちによるGMナタネの自生の問題は、次々、新たな展開をみせており、まったく予断をゆるさない状況です。
国道23号線『末広町西』交差点付近(10/06/20)
↑ カブなどの作物との交雑?
Q班 No.11で採取(LL陽性)
↑ アブラナ科雑草との交雑?
R班 No.2で採取(RR陽性)
今回の抜取隊では約27kmを全19班で区分けしておこないました。
今回の抜取隊では抜取った株数639に対して、GM検査は72本に止めました(採取した10本から1本を選んで検査)。
結果はラウンドアップ耐性(RR)GM陽性のものが31%。バスタ耐性(LL)が33%。
GM陽性率は64%でした。
なお、Q班では作物との、R班では雑草との交雑を思わせるGM陽性個体を確認しています。
なおR班の交雑雑草と思われる1検体(R-02)についてはPCR法によるDNA鑑定を農民連食品分析センターに依頼。EPSPSグリホサート系耐性(RR)GMナタネであることを確認しました。
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左の表をクリックで詳細
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注:表の詳細のR班(R-14)に「アブラナ科の雑草との交雑?」とありますが、その後雑種ではないと判断されました。
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