名古屋港潮見埠頭周辺の調査・抜取り(その2)
 名古屋港潮見埠頭内の調査・抜取り

09/03/28
さらに潮見埠頭内、伊勢湾岸自動車道名港潮見IC以北の調査でも、非常に多くのセイヨウナタネが確認されました。

ここでも、やはり何らかの目的で陸路移送が行われていることが推測されます。さらにGM種のナタネの確認が1件のみという結果から、今回の『その1(ブルーボネット〜竜宮町交差点まで)』と同様、遺伝子組み換えでないオーストラリア産ナタネが移送されたことになります。したがって同一の企業からの移送によるものと推測せざるを得ません。

今回の調査では潮見埠頭を縦断する県道225号沿線、南行き(東側)車線の道路脇で、中央分離帯ではその東側で多くのセイヨウナタネが確認されており、不可解な点として挙げられます(本来の輸送経路とは逆方向?)。

いずれにせよ、潮見埠頭周辺でのセイヨウナタネ自生の原因が解明されていない現状ではその移送先についても不明のままであり、今後究明しなければならない点です。

昨年までは四日市港周辺、そしてこちら名古屋港潮見埠頭周辺においても、セイヨウナタネの自生は減少傾向にありました。にもかかわらず今春、その勢力が一気に一転、強まるという傾向となっています。これは単なる今冬の温暖多雨が原因なのか否か、この点についても今後の動向が非常に気がかりなところです。


前頁:潮見埠頭内の調査(その1)