『食の安全と自給』
パネラープロフィール
滋賀県出身。滋賀県庁で農業改善の行政に携わるも脱サラ、1975年、秋田県八郎潟干拓地南秋田郡大潟村に入植。食管制度や減反政策と闘う中、米農家として多くの消費者の信頼を勝ち取る。他に5軒の米農家を束ね、約100haの減・無農薬無化学肥料栽培による稲作を推進するライスロッジ大潟を主宰。生産者と消費者の提携こそが農と食の基本とし、たくさんの消費者を受け入れ、農業体験や交流会を重ねながら相互の信頼関係を強固なものとしている。
『黒瀬農舎』
黒瀬 正

瀬口俊子
子育てをきっかけに食や環境に関心を持ち、有機農産物に関わる仕事に就きたいと1994年「くらしを耕す会(名古屋市天白区)」のスタッフとなる。2002年に事故で亡くなった創設者由利厚子さんから代表を受け継ぐ。

食品会社で研究開発に従事するも、昭和59年ターン帰農。有機循環農業で現在に至る。約1.5ha 田畑、米・大豆・野菜・果樹・山野草・キノコ・鶏卵・加工品など年間販売品目は約200。朝市、宅配など顔の見える関係の中で直売。日本有機農業研究会幹事。豊橋有機農業の会会長。就農以来、環境保全活動に関わりゴルフ場や産廃処分場、ダムの建設問題の学習会や反対運動推進。松沢政満

河田昌東四日市公害など多くの環境活動を推進。過去17年、チェルノブイリ救援活動推進。毎年1〜2回の現地ウクライナでの活動も実施。名古屋大学理学部講師を04年まで務め、現在四日市大学講師。その専門領域でもある遺伝子工学への憧憬の深さから、日本に於ける遺伝子組み換え反対運動での重要な役割を果たしている。『遺伝子組み換え情報室』主宰。現在は『遺伝子組み換え食品を考える中部の会』に参加。食農教育問題、ナタネ輸入港周辺での遺伝子組み換えナタネ自生調査・駆除活動中。