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ライスキャラバン at ヤソトーン
タイ国では県の行政は国の行政そのものといえるほど、国の力が強くはたらいています。その県行政をも有機米の運動に引き入れてしまうほどの原動力に、ぼくらも圧倒されてしまいました。 タイ国は王政国家です。国会はありますが国王の権力は絶対的といえます。たとえば国の行なうGM作物の研究について、国民に知らされることはすくない。屋外での栽培実験についても秘密に伏されてしまう傾向もあります。 しかしながら、このようなGMOに対する消費者、農家の意志表示が明確になされることの重要性を確認しておかなくてはなりません。そしてさらにそういった行動が持続されてゆくことが、GMOのマイナスの可能性を食い止めてゆくために、もっとも必要なことなのだと再確認しました。 GMOに反対する運動は政治活動などでは決してない。これはわたしたちが健康と子孫たちに残すべき自然環境を願うための活動でしかない。 イーサン地方の農家の安全な食を守ることへの強い意思。その力が彼らが受けもっているであろう、何千何万もの消費者にも強い影響力を及ぼすことはまちがいありません。 ここ米の国タイ国では、GMイネは確実に止まるのかもしれない。これはぼくたち二人の日本人が実感した印象です。
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