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 ■ 検 査 編 (検査キットを使って)
いよいよ採取してきたセイヨウナタネが遺伝子組み換えかどうかの検査をします。

検査用の試験紙の精度は0.1%と高く、ほかの検体の検査にも影響するので厳重な注意が必要です。検体をあつかうとき樹液が手に付かないように気をつけます。樹液が付いた場合には流水でしっかり洗いましょう。
ここでは、日本で確認されている2種類のGMナタネ
ラウンドアップ耐性(RR)
バスタ耐性
(LL:リバティリンク)
を試験紙を使って検出します。
@Bは検査キットに含まれています
2種類のGMナタネはいずれも除草剤耐性
試験紙による検査
まず試験管に検体の番号を記入します。次に清浄な水を試験管に6分目ほどいれます。採取したナタネの葉を、試験管とそのフタとの間に挟み、パンチする要領で葉の一部を試験管内に残す(このときにも葉の樹液が指先に付かないように注意する)。

複数本をまとめて検査する場合は、試験紙での分析の際、必ず全部の葉を重ねて粉砕抽出するようにします。
試験紙に紫色のラインが一本しかあらわれない場合は遺伝子組み換えではありません
ラインが二本あらわれた場合は遺伝子組み換えです
つまよう枝で検体を試験管に押し込み、水が薄い緑色になるまで混ぜる(樹液の付いたスポイトやつまよう枝は二度と使わないようにする)。

このとき、樹液が濃すぎないようにしてください。正確な結果が出ないことがあります。

RR(ラウンドアップ耐性)とLL(バスタ耐性リバティリンク)判定用試験紙を方向を間違えないように試験管に差し込む。

同様に他の地点で採取した検体についても検査を行ないます。

判 定
試験紙を差し込んで5分から10分ほどで結果が出ます。クロマトグラフの原理で、樹液を含んだ水が試験紙に吸い上げられます。基準のところまで水が達すると、そこに基準線が現れます。この時点でほぼ判定ができますが、基準線よりも下にもう一本紫色の線が明確に現れた場合、その検体は『陽性』ということになります。また基準線一本だけしか現れない場合には『陰性』。
注意点:
緑色の線が現れる場合がありますが、これは葉緑素の沈着によるもので陽性反応ではありません。
保存状態が悪かったり、使用期限を過ぎてしまったりした試験紙の場合、基準線が明確に出ない場合があります。この場合には別の試験紙で再度検査をします

検査後の試験管にもきちんと蓋をし、大袋の中に小袋と一緒に入れておきましょう。保存する場合は冷凍庫が有効です(フタは凍結後にする)。
記 録
正確なデータを残すため、用意しておいた表に結果を記入しておきます。いつも同じ書式の表を使うことで、後のデータ解析に非常に有効となります。

注意点 :
それぞれのポリ袋、地図、試験管、記録表の番号などを符合・統一させるようにしてください。正確なデータ作りに欠かせません。

試験紙の始末
判定に使った試験紙は1時間以内に判定部分を残し、その両脇の太い部分を切除しておく。このとき、試験紙の裏面にも検体の番号を書き込んでおきましょう。
重 要 :
以上、検査に使用した器具、検体など、不要となったものはすべて燃えるゴミとして処理してください。
以上で作業を終了します。

検体を長期保存または検査機関に
DNA検査を依頼する時は:
 長期保存したり、検査機関にDNA検査に出すときには、検体を乾燥します。
 検体はデータを書き込んだ紙の封筒などに封をせずに入れ、風通しの良いところで乾燥(風乾)後、たっぷり乾燥剤を入れた密閉容器で保存します。
 こうしておけば、1年以上経っても試験紙での再検査が可能です。
試験キットについて:
ストップ遺伝子組み換え汚染種子ネット
〒242-0004  入沢 牧子
 神奈川県大和市鶴間2−13−36−408
 TEL/FAX:046−276−1064

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