ストップ組み換え栽培!NEWS 14 

2003年8月19日

『遺伝子組み換え作物いらない!茨城ネットワーク』

 

 

滋賀県は、「今後、食に供する遺伝子組み換え作物の栽培は認めない」ことを宣言!

 

この滋賀宣言をはずみに各県・各地での「宣言」運動を展開しましょう!元気が出てきました!

◆今日、夕方5時すぎ滋賀の藤井さんから以下の「県のコメント」が送られてきました。やったー!

 

中主町における遺伝子組み換え大豆の栽培について

 

 中主町において栽培されています遺伝子組み換え大豆について、その栽培自体は法的に問題はなく、厚生労働省が食品衛生法上に基づく安全性を確認し、農林水産省も環境に影響を与える影響はないとされておりますが、遺伝子組み換え食品に対する不安感が根強い中で、在来種と交雑する可能性など、様々な弊害が予測されます。

 「環境こだわり農業」を推進し、次世代に責任を持つ行政を推進する本県にとっては、長期的に見た食の安全・安心や、自然環境にも配慮する必要がありますことから、今後、食に供する遺伝子組み換え作物の栽培は認めないこととして対処していく方針です。

 なお、本日19日午前、県・町・農協の三者が栽培者に理解を求めた結果、明日8月20日午後1時30分から県・町・農協の立ち会いのもとで鋤込まれることとなりました。」

 

◆うちの彼女からも7時すぎに以下を見て!やったよとメールが届きました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030819-00000111-yom-soci

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030819i111.htm

ヘッドラインは変わってしまうので以下転載します。

 

◆遺伝子組み換え作物、栽培規制へ独自指針…滋賀県 (読売新聞ネット記事)

 

 滋賀県は19日、県内で遺伝子組み換え作物が栽培されないよう、都道府県で初めて独自のガイドラインをつくることを決めた。

 

 遺伝子組み換え作物は、国が大豆、ジャガイモなど6品目55品種で安全性を認めているが、消費者側の不安は強い。このため、県は特に食料用になる作物の栽培を規制したい考えで、今後、どの作物を対象とするかを検討、今年度中の策定を目指す。国松善次知事は「次世代に責任をもつため、県内での栽培は控えてもらう」と話している。

 

 農水省技術安全課は「都道府県レベルでは聞いたことがない」とし、宮崎市に本部を置く「バイオ作物懇話会」の長友勝利代表は「遺伝子組み換え作物は世界的な流れ。県に先見の明が感じられず残念」と反発している。(読売新聞) [8月19日20時14分更新]

 

◆安田節子さんが動いてくださって、中村敦夫参議院議員を通して以下の事項を明らかにするよう求めてくれることになりました。

 

2003.8.19

農水省技術会議技術安全課への質問趣意書

 

バイオ作物懇話会が遺伝子組み換え大豆の作付けを全国で行っているが、農水省の出した「作付けに当たっての留意点」文書にある、事前の地元の同意や交雑防止措置が取られていない。しかも今年は開花させ、結実までみるという指導であるため、生産地地元で遺伝子汚染を強く懸念する住民の抗議が相次いでいる。

 

1. 今後農水省は「バイオ作物懇話会」の活動に対し、実効性ある交雑防止をどのように担保させるのか

2. 事前に周辺農家、住民や関係者の同意のない場合、作付けを認めない措置を指導すべき

3. そのためにも作付け予定地を農水省が事前に把握している必要があるがどのようにしているか

4. 一昨年9ヶ所、昨年6ヶ所の場所と規模、生産者名、後処理の方法を明らかにせよ。

5. 今年茨城・滋賀・岐阜以外で播種する予定地だったところはどこか、場所、生産者名、規模を明らかにせよ。

 

◆日本有機農業研究会が「栽培阻止!」の方針を明快に示してくれました!

・「GM作物は、必要のないものであるばかりか、生命全体を脅かすもの」

・「交雑混入を防ぐ方法がない以上、GMとの共存はあり得ない」(その通り!)、

・「GM食品の存在を前提とせず、原点に立った運動を展開する必要がある」

・「いらない!」「栽培しない!」「汚染を受けない権利」を明確にした、『各県市町村への要請文案』を載せてくれています!

 

全面支持です。文案がつくられる経過を教えて頂きましたが、基本の原則を高く掲げつつ、かなり多方面に考慮し一事一句を検討して、広範な共同戦線の形成が図れる文案になっています。

『土と健康』8・9月緊急号に掲載されるとのことです。

 

これならいけます。茨城でもすぐに活用させて頂き、県内で取り組んでゆきたいと思います。

 

◆八郷の魚住さんから昨日のニュースを読んでの指摘がありました。日本の国内汚染と同時に、「中国がGM市場のターゲットだとすると、モンサントとSTAFFは日本の九州から北海道までの緯度で試験をし、どの在来種をかけあわせるのがよいかも探り、それを育種して中国に持ち込むための実験を日本各地でしているのではないか」「中国の大豆栽培の現状や産地も調べ、日本との緯度関係を調べてみる必要がある」と。