反GMイネ生産者ねっとNo.409

 

---緊  急---

先ごろ茨城県で作付けされたGM大豆は、すでに開花をしている模様です。即刻の対処が望まれるため、ナチュラルコープ・ヨコハマよりの通信文を皆様に転送します。

これを機会に、『茨城県農政課』へは、行政指導の要求を、『バイオ作物懇話会』に対しては、作付けたGM大豆の即刻処分を要求しましょう。

 

以下、ナチュラルコープ・ヨコハマからの通信文。

 

03/07/25

各位

緊急のお願い

前略

 いつもいつもお世話となります。

 

 さて、一昨日(7/23)、茨城県谷和原・やわら村にて、「遺伝子組み換え作物反対集会」が地元生産者、周辺住民約170名の参加で開催。

 

 その後作付けされた同村内大豆畑を見学したところ(第1回見学は6/25)、すでに「開花」まで進行している状態を確認しました。

 

 花粉飛散は間近のようです。

 

同夜、友好生協である地元の常総生協より、作付けした「バイオ作物懇話会(代表は宮崎県の長友勝利)」に対して、

 

1.7月25日(本日)までに刈り取ること。

2.しない場合、こちらで刈り取る。

 

との通告が発せられ、現在交渉の真っ只中です。

 

又、当生協としても、現在国内で唯一、最初の本格的なGM大豆作付け、開花は重大と受け止め、緊急に茨城県への「指導強化要請」を作成・送付しました。

 

そこで急ですが、この間このNon−GMOの研究に重大な関心をお寄せいただいてきた皆様、各団体へも同内容要請、申し入れの作成・送付をお願いいたします。

 

なお、明日(7/26)の午前中必着、ファックスにてお願いします。

 

【送付先】

@FAX 029−301−3939

 TEL 029−301−3916

 ■茨城県農産課

〒310−8555

 茨城県水戸市笠原町978−6

 

AFAX 0985−27−1600

 TEL  同

 ■バイオ作物懇話会

〒880−0035

 宮崎県宮崎市下北方町高下6122

(代表)長友勝利

 

※@の茨城県へは『行政指導』を求めましょう!

※Aの長友氏はほとんど不在です。

 

文例:

@茨城県の極小大豆種(在来種)を守ろう! 日本一の『納豆県』を残そう!

A大豆に限らず、茨城県産農産物すべての機器!『花粉飛散=汚染』以前に直ちに止めさせて

                                       …などなど。

なお、発信の際、発信者・連絡先は必ず記入してください。

 

生活協同組合

ナチュラルコープ・ヨコハマ

〒244

横浜市栄区飯島町259−1

TEL 045−895−2525

FAX 045−895−2331

Eメール ncy@ncy.or.jp

 

 

** 『遺伝子組み換え食品を考える中部の会』では、茨城県農政課への要求文を作成してみました。

この文を農政課に対し、ファックスか書面にて発していただけるよう、皆様にお願いします。

 

なお、団体名、連絡先をお忘れなく。

 

 

茨城県農産課 御中

2003年7月25日

 

谷和原村での遺伝子組み換え大豆を即刻刈り取らせるよう、行政指導の要請

 

 茨城県内は、米、野菜、精肉などを始めとする各種の農産物、および味噌、納豆、漬物などの加工品が広く流通し、消費者の高い信頼を得ております。

 

 今般、遺伝子組み換え作物の安全性が社会的的にも問題となり、昨年末、愛知県は消費者の全国的な反対の声を考慮し、進めてきた遺伝子組み換えイネの開発を中止しました。最大の理由は、愛知県産米の売れ行きに影響が生じると判断したからでした。

 

 こうした折、茨城県内谷和原村での遺伝子組み換え大豆の本格的な作付けに対しては、極めて重大な関心を持たざるをえません。

 

 7月23日の同大豆畑見学では、既に開花も確認されており、収穫まで達すると、花粉の飛来=飛散による影響は、非組み換えの大豆畑におよび、交雑し、茨城県産の大豆全体に拡がる可能性が出てきます。そうなると、茨城県産だから美味しくて安全、という消費者の考えは崩壊し、他産地への切り替え、および、『不買運動』も起きる可能性も出てきます。

 

 茨城県産大豆を守るために、また、茨城県産農産物を守るために、谷和原村でこれ以上の遺伝子組み換え大豆作付けを止め、即刻中止させるよう行政指導されますよう要請します。

                                          以上

 

<団体名>