知らない間に香川県でも遺伝子組み換えイネが試験栽培されていた!!
以下、コープ自然派オリーブ専務理事・山田道子さんの報告

 9/13に四国の善通寺でGMイネの長期環境調査がされているという情報がことの始まりでした。

 調べていくうちに、9/17に善通寺市の「独立行政法人農業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター四国研究センター」(旧農水省 農業試験場)において2年前よりイネ縞葉枯病ウイルス抵抗性遺伝子組み換えイネが栽培されていることがわかりました。

 1年目は交配について調べたが今はしていない。非組み換え体のイネを圃場の中で圃場で1株を5箇所を植え行った。しかし、その後は行っていない。

 周辺への周知は、2001.6月号NO.594号の善通寺市の広報紙(5/25配布)で行い、2001.6.5説明会を実施した。3名の参加者があり、うち1名は一般農家、2名は丸亀市役所職員で反対はなかった。今までの収穫したイネは、種籾にするのを除いて、隣町の琴平町にある焼却場にて焼却処分をしている。収量は遺伝子組み換えの方が1割方収量は少ないとのことでした。

 コープ自然派オリーブとして同センターに見学会を申し入れ、9/25(木)に30名余の組合員・生産者・四国関西の自然派生協の組合員とともに行ってきました。10aの実験圃場と普通のイネの圃場はわずか2,3メートルしか離れていませんでした。100%交配していないと言い切れないといいながら、隣接の普通のイネは過去2年間収穫され、一般に出荷されているということが分かりました。もしかして、知らない間に食べさせられているかもしれないかも??

自然派オリーブとして、下記の3点を申し入れました
遺伝子組み換えイネの実験栽培の即刻中止を求めます
周辺農家、住民の理解を十分得られるように説明会の開催を要望します
隣接の一般イネの廃棄処分を求めます

10/9に申入れの回答がありました
遺伝子組み換えイネの実験栽培は3年で1クールになっているので、今年で終わります。実験栽培の目的は、環境安全性調査で長期モニタリングをして、土壌や昆虫、微生物、雑草の環境調査のため行ってきました。
(治験結果によっては、16年以降も実験の可能性は否定しなかった。)
報告会を予定している。マスコミやホームページ、善通寺市広報などで広報をする。
一般イネは住民の安心の確保のため廃棄処分をする。

という回答をもらいました。