遺伝子操作食品を考える中部の会では、去る、4/7に引き続き、同区間の関連製油会社から伊勢寺町関連運輸会社までの12.1km の追跡調査を行いました。
調査の区間は前回、2024/4/7 の調査と同じ。
・A班:製油会社〜『新出』(松阪市嬉野下之庄町)
・B班:『新出』〜『小野町』(松阪市小野町)
・C班:トラック駐車場(松阪市伊勢寺町)
ただし、少人数での調査のため、送迎車は中部の会から1台。一番遠方となるC班はドライバー自ら目視による調査とし、サンプリングと抜取作業も行うが、どちらかといえば、セイヨウナタネ自生の現状を把握することを目的としました。
中部の会からは、今回、調査を行った区域については、すでに、製油会社に対して、このルートでのセイヨウナタネ自生の通知をしています。
↑ 雑種と思われる C-01Z
今回の調査では、全体で、雑種と思われる1個体を含め、全体で14本のナタネを確認・抜取るに止まりました。
そのうち、11本(雑種を含む)がGМ陽性と判明(RR陽性11、LL陽性1)。雑種と思われる C-01Z はRR陽性でした(農民連食品分析センターでのPCR検査でも同様の結果)。
今回の結果では、RRの陽性率が76.9%、LLの陽性率は 7.1%、全体の陽性率は 84.1%でした。
今回の抜取本数は、前回 24/4/7 の調査(239本)と比べて明らかにその数が減少しており、すでに関連会社による駆除作業が行われているためと推測されます。
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調査結果の詳細
長野ライス付近 B班 B-02
『小野町』交差点B班 B-03
簡易検査の様子
使用した試験紙
今調査の後、製油会社に赴き、会見をさせていただきました。
中部の会からは、今回の調査区間においても、今後、駆除作業を続けていただけるよう要望し、承諾をいただきました。
このトラックの運行ルート沿道には、多くの田畑があり、ブロッコリーなどの畑作物も多く栽培されています。アブラナ科の作物は収穫後放置されると開花・結実するため、セイヨウナタネと交雑する可能性を否めません。
中部の会では、今後、不定期とはなるものの、このルートについても調査・監視を続けてゆきます。
畑で放置され開花する
アブラナ科作物
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