遺伝子操作食品を考える中部の会では、三重県松阪市の製油会社から輸送トラックの駐車場までの約12Kmの区間で、GМナタネの自主調査と抜取を行いました。この区間の調査は、去る3月17日にも行っていますが、状況をさらに把握するため、今回、追跡調査を行いました。
当日は、前回と同様、同区間を、左の地図のように3グループ(4〜5名、うち1名はドライバー)に分担して行いました。
今回の調査に先立ち、すでに、関連の輸送会社による抜取り作業が行われていたため、予測していたほどの汚染状況は確認されませんでした。
集計の結果、数本のカラシナを含め、239本のナタネを抜取り駆除ました。うち、49本に試験紙による簡易検査を行った結果、約42.9%がGМ陽性であることが判明しました(除草剤ラウンドアップ耐性RR:12.2%、除草剤バスタ耐性LL:30.6%)。
この区間一帯は、田畑が広がっており、小麦、稲をはじめ、カリフラワー、ブロッコリーなどの栽培が行われているため、セイヨウナタネとの交雑の可能性を考慮に入れる必要があるのではないかと思われます。
嬉野下之庄町『新出』 A001(陰性)
『小野町』の南 向こうにブロッコリー畑
小野町地内
伊勢寺町『瑞厳寺入口』付近
『瑞厳寺入口』
検体の検査前の整理
B 班
左からA〜C班で使用した試験紙の標本(RR試験紙の感度が良くないため、時間をおいて再確認するのに有効な方法)