環境保護庁(EPA)はバイエルおよび他の2つの化学大手が販売している除草剤製品の承認の際に法律を破り、新しい除草剤が作物に広範囲の被害を引き起こすという明確な証拠を無視して認可した、との判決を連邦裁判所は水曜日に下した。
米国の控訴裁判所による第9控訴裁判所の決定は、遺伝子組み換え大豆と綿花に散布するように設計されたバイエルAG、BASF、およびコルテバアグリサイエンス社が所有するモンサント社のジカンバを使った除草剤の登録を無効にする、というものだ。
つき刺すような非難の嵐の中で、法廷はEPAがジカンバの「新たな使用」によってもたらされる危険性を適切に評価する義務をこれまで放棄していたため、EPAによる除草剤ジカンバの認可を取り消すしかないと述べた。「EPAは条件付き登録の許可において複数の誤りを犯した」と裁判所は述べた。 |
ビル・バーダーは彼の桃の木に2016年に起こった除草剤ジカンバの違法な使用による被害について調査している。写真:ブライス・グレイ/ AP |