知多市北浜埠頭の飼料工場周辺の調査
16/05/05

遺伝子組換え食品を考える中部の会では、2016/4/14、以前より問題となっている、東海市北浜埠頭から四日市にいたる道路(西知多産業道→県道55→国道23)に自生するGMナタネの汚染源として疑われる穀物基地の調査を行いました。

北浜埠頭には、穀物を原料とした飼料会社などが集まっており、穀物基地とも呼ばれています。そのうち、4/14にN飼料会社前で、セイヨウナタネとハタザオガラシのアブラナ科植物が隣接して、同時期に花を付けている現場を2か所確認しました。(写真撮影)

2010年6月、最初に三重県でセイヨウナタネとハタザオガラシのGM雑種と思われる個体が見つかった時と同じ状況です。10cmほどしか離れていない位置でナタネとハタザオガラシが生えており、その間に見かけない雑草が生えていました。23号線沿いのあちらこちらに同様の光景が見つかったのですが、その雑種のほとんどからGM陽性を検出しています。

5/5、その後の状況確認の為に現場に出向き、写真撮影し、セイヨウナタネとハタザオガラシの種子を採取し、セイヨウナタネのGM検査を実施しました。セイヨウナタネは@バスタ(LL)+、Aラウンドアップ(RR)+でした。

このエリアではGM雑種が出現する可能性もあり、今後も観察を続ける予定です。

N飼料会社前で

右の写真では見分けがつきにくいですが、セイヨウナタネ(検体 No.1 LL陽性)とハタザオガラシが隣接して自生している
5/5
4/14


N飼料会社前で

セイヨウナタネ(検体 No.2 RR陽性)とハタザオガラシが混生している
5/5
4/14


検体No.1とNo.2の簡易検査。
うっすらとだが、左のNo.1はLL(バスタ)+、右No.2はRR(ラウンドアップ)+を確認。