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GMナタネの自生問題は、食品や飼料などに関連するメーカーによる陸路輸送が原因となっています。大豆やトウモロコシと比べて小さな種子のナタネでは、こぼれ落ちによる拡散が起こりやすいため、その駆除に苦慮します。
■今回の抜取隊での留意点
・ | 歩道があり、安全確保のしやすい、鈴鹿市『肥田町』以南とした |
・ | 抜取隊員の送迎に不利な、津市『上浜町2』以北とし、以南の関連企業さんとの分担を明確にした |
・ | 現場での記録を効率化するため、1個体ずつの抜取り地点でなく、受持ち区域をいくつかのエリアに分けて本数を記録した |
・ | 分離帯と歩道の抜取り数を明確に記録 |
・ | 経験者が採取ナタネの仕分け、検査をサポートする |
・ | 各班の担当距離を300m延ばし、南方面への往路のみの作業とした |
・ | 北方面への復路は、自生の多い区域のみとした |
全国的に行われているGMナタネの自生調査と駆除活動も、年々、回を重ねるごとに、データとしてあがってくる情報も、精度の高いものになってきています。
中部の会での抜取隊でも、抜取られたセイヨウナタネ、雑種?などが、整然と区別されるようになってきました。また、国土交通省さん、関連企業さんなどとの情報交換、連携がとられるようになっています。
現在、環境省との共同で行われている『隠れGMナタネ』についての研究、そして、京都学園大学教授・金川貴博氏の協力を得て進めている、雑種と見られるナタネについての研究も、少しずつ進んでいます。
今回の抜取隊では、特に精度の高い簡易検査の必要な『隠れGMナタネ』の選抜を、後日、別の機会(6/7 に実施)に行うこととし、雑種と見られるGM陽性個体の選抜を優先しました。 |