遺伝子組換え食品を考える中部の会では、和歌山県橋本市南馬場の紀ノ川河川敷で擬陽性と思われるカラシナが確認されたとの情報を、安全食品連絡会(大阪府川西市)より得たため、現地調査をおこないました。
当日は、左の地図に赤色で示した個所で4検体を採取。現地で簡易検査を行いました。結果はいずれもGM陰性と判明(下の集計表Aグループ参照)。

遺伝子汚染が起こるには、セイヨウナタネの自生という条件が前提となります。この周辺では、その兆候は確認されませんでした。
さらに、南馬場の河川敷から6kmほど紀ノ川を下ったかつらぎ町の河川敷付近の製油工場周辺でも実地見聞を行いました。しかしながら、該当の工場ではセイヨウナタネの扱いがなく、その痕跡は確認されませんでした(下の集計表Bグループ参照)。

付近の河川敷でもカラシナのサンプル4検体を採取し、簡易検査を行いましたが、いずれもGM陰性を確認しました。
今回の調査では、橋本市清水区南馬場(Aグループ)、かつらぎ町のBグループともにGMセイヨウナタネによるGM汚染は確認されませんでした。

表中、Cグループの検体は、国道24号線『丁ノ町』付近のナタネ畑で採取。いずれもGM陰性を確認。
今回の調査に同行、協力をいただいた橋本市議会議員・松本様、安全食品連絡会の嶋村様、宮崎様、秀明自然農法の小川様、木井様に御礼申し上げます。