国道23号線 豊明周辺の調査
2014/04/13

太い青線の区間で、新たにセイヨウナタネの自生が確認されました
お願い:
地図の赤・青線周辺で、不審なセイヨウナタネを目撃された方、中部の会にお知らせください
遺伝子組換え食品を考える中部の会では、豊明市内の国道23号線沿線にセイヨウナタネの自生が見受けられるという情報を得ていることから、該当する区域(左の地図に太い青色の線で示した部分)に重点を置いた調査を行いました。この区域は、今回がはじめての調査(名古屋市南区『竜宮IC』より刈谷市今岡町付近の国道23号線を経て工業団地まで)となります。

さらに、すでに汚染ルートの確認は取れていますが、東海市の西知多産業道路から県道55号とが交差する(伊勢湾岸道東海JCT下)区域についても調査を行いました(東海JCTの青い点の区域)。

中部の会の調査で、東海市の穀物基地(北浜埠頭)から、西知多産業道路を北進→県道55号→国道23号を西進→四日市での区間ですでにセイヨウナタネの自生が確認されています(今回の調査でも地図の細い青線の区間で再確認されました)。

今回の調査で、新たな汚染ルートとして、国道23号名古屋市南区竜宮ICより刈谷市今岡町までの約16kmの区間が加わりました。国道23号は愛知県刈谷市から三重県松阪市までの100kmが結ばれたことになります。
今回、豊明市の国道23号『豊明IC南』交差点付近のセイヨウナタネは採取できましたが、本線内については危険を伴うため確認のみとしました。本線内のセイヨウナタネの自生は、今回の刈谷市今岡町付近と名古屋市南区『竜宮IC』の区間で多数を確認。なお、刈谷市今岡町の工業団地内については、セイヨウナタネの自生は確認されませんでした。

今のところ、今回新たにセイヨウナタネの自生が確認された太い青線で示した区間と、三重県四日市市に向かう国道23号のセイヨウナタネが、何の目的で運送されているのかがまったく不明のままです。
国道23号『豊明IC南』で確認されたセイヨウナタネ(名古屋方面入口)
同左。カラシナの群生に混ざって自生するセイヨウナタネ
植物油は、食用に限らず、工業用潤滑・切削油などにも用途があるといわれています(歴史的にも、鉱物油が発見される以前は植物油が使われていた)。現在不明のままのナタネ輸送ルートの解明についても、食用のほかの用途を考慮した追跡調査が必要と思われます。

今回の調査では、バスタ耐性(LL:リバティリンク)GMナタネの確率が高く、最近の傾向と合致しています。


 どんなに些細な情報でもOKです!
遺伝子組換え食品を考える中部の会では、こぼれ落ちと思われるセイヨウナタネの自生について、みなさまからの情報を求めています。

こぼれ落ちセイヨウナタネの自生の特徴
・幹線道路わきで咲いている
・季節はずれにもかかわらず咲いている
以上のような状況でセイヨウナタネが咲いているのを目撃した方、中部の会にお知らせください。

連絡先:
遺伝子組換え食品を考える中部の会
事務局:食と環境の未来ネット
〒461-0004
名古屋市東区葵1-14-3
TEL:052-937-4817
FAX:052-932-8234
E-mai:sk_mirainet@yahoo.co.jp

セイヨウナタネの見分け方

セイヨウナタネとカラシナの見分けはなれないとわかりにくいものです。

でも、よくみるとそれぞれ特徴があり、見分けが可能です。

画像をクリックすると拡大されます
セイヨウナタネ
カラシナ