第14回 GMナタネ抜取隊の下見調査
13/10/27
遺伝子組換え食品を考える中部の会では、2004年から三重県の国道23号線、四日市港から松阪市に至る40km以上の区間のGMナタネ調査と2006年からの抜取り駆除作業を行なっています。
今回は、第14回GMナタネ抜取隊に向けた視察をおこないました。今夏の酷暑と日照りの影響もあり、今回の抜取隊では、ナタネの個体数はかなり少なめと判断しました。しかしながら、走行する自動車からの視察でも、相当数のセイヨウナタネが確認されました。
この活動の中で、とくに問題となっているのは、中央分離帯に自生するナタネの抜取り駆除です。通行量が激しい国道23号線の分離帯へ渡っての作業には全員視認性の高い安全ベストを着用し、安全には万全で望んでいますが、大きな危険が伴うため、現行のままの活動を続けてゆくことはできません。
未処理の中央分離帯では、セイヨウナタネが自生していても確認ができない(写真:01)
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街路樹が取り除かれ、新たにコンクリート被覆が施されている。縁石と舗装のすき間にナタネが‥
同左。これでセイヨウナタネが自生することができない。舗装のすき間にセイヨウナタネが‥
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ここに写真01で示すように、まったく被覆処理をしない分離帯では、雑草が生い茂るばかりでなく、それに紛れてセイヨウナタネが自生していても、道路脇から確認することが難しく、抜取作業も困難で危険を伴います。しかしながら、コンクリートなどで被覆を施した部分では抑草効果があり、ナタネの自生も少なくなります。
簡単なシート状のもので被覆が施された道路脇の水路の土手。簡易だが抑草効果がある
簡易的に被覆が施された個所。経年により、すき間から雑草が生えてきている
歩道の縁石とアスファルト部分のすき間をシート状のテープで被覆。しばらく経つとシートは硬化し、強度を増す。抑草効果が高い
今後、中央分離帯の抑草を行うための対策を講じる必要があるものと確信します。今後、中部の会では、中央分離帯のナタネを一掃するための対策をとっていただけるよう、関連省庁などへの折衝を行ってゆく考えです。
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