その1 名古屋港
 愛知県知多市北浜埠頭〜名古屋市潮見埠頭
11/07/03

知多市北浜町・名南コンビナート

名南コンビナート入口

INAX付近R155線側道の中央分離帯
セイヨウナタネの群生を抜取る
国道155号(西知多産業道路)朝倉ICから北浜埠頭へ。側道を南下したあり、INAX付近の中央分離帯で多数のセイヨウナタネを確認、可能な限り抜取り駆除しました。

そのうち10株を検査しました。結果は1検体がRR(ラウンドアップ耐性)陽性。3検体がLL(バスタ耐性)陽性でした。

ここ知多市北浜町、名南コンビナート付近からセイヨウナタネの陸路輸送が行なわれていることが伺われます。西知多産業道路を北進し、県道55号線を経由して国道23号線に入り西進。四日市を経てさらに南進しているものと思われます。残念ながらその行く先はわかっていません。


名古屋市港区・潮見埠頭
名古屋市港区潮見埠頭では、中電新名古屋火力付近の県道225号の中央分離帯で、非常に多くのセイヨウナタネを確認しました。

うち63株を抜取り、10検体を選抜、簡易検査を行ないましたが、陽性反応を示すものはありませんでした。

潮見埠頭のセイヨウナタネの検査結果が、知多市名南コンビナートのそれと大きくちがっていることから、これら両地区の関連は無いものと思われます。

潮見埠頭内中電新名古屋火力の煙突前


名古屋港の状況について
下図は知多市北浜埠頭と名古屋市潮見埠頭の調査結果です。いずれも相変わらず多くのセイヨウナタネの自生が確認されました。

問題点として、いずれのセイヨウナタネもその輸送先が不明であること。現状ではこれらのこぼれ落ちの原因がわかっていないため、対策に苦慮するところです。

北浜埠頭からの陸路輸送が四日市市以西に及んでいることは、中部の会で確認していますが、その先については残念ながら未確認です。おそらく私たちの知らない場所でも、セイヨウナタネの自生が起こっているはずで、その周辺でのGMナタネの自生拡散が懸念されるところです。
A01〜A10
北浜埠頭/名南コンビナート

B01〜B10
潮見埠頭