第8回 GMナタネ抜取隊 in 三重(その1)
国道23号線
 鈴鹿市『白子駅入口』〜津市『朝陽中学校前』
 津市『逆川神社前』〜『江戸橋北詰』
 津市『垂水南』〜津市『雲出本郷町』
10/11/21

COP/MOPの名古屋会議が終了して間もなく、どれくらいの参加者が得られるかが心配された第8回GMナタネ抜取隊でしたが、おかげさまで47名の方々のご協力をいただくことができました。この場をお借りして、お礼を申しあげます。どうもありがとうございました。

今年の夏は記録的な猛暑となり、その影響は自生ナタネの生育にも影響を与え、勢力は大幅に減少という状況でした。また関連企業による自主的な抜き取り駆除活動の成果もあるものと思われます。

今年6月に確認されたハタザオガラシとアブラナ科雑草との交雑を思わせる個体についても、6月に撤去したことと、すでにシーズンオフということで、今回の抜取隊では採取されませんでした。

今回の抜取隊では、あらかじめ一週間前に下見をしたうえで作業区間を決め、できる限り効率的な撤去作業を心がけました。
とはいえ、限られた人数での抜取隊ということで、ナタネの生育が確認されていた四日市市内での調査と抜取り作業は今回も行なえませんでした。

今回の抜取隊では交雑による拡散をも想定し、セイヨウナタネと似ていないアブラナ科も対象とした抜き取り、検査も行ないました。そのため、中央分離帯や歩道だけでなく、沿道の空き地や休耕地などにも調査の範囲を広げました。その結果、セイヨウナタネとは違うような形態で、しかもGM陽性の個体も確認されました。ただしセイヨウナタネは生育の条件によって、さまざまな形態を表すため、それが交雑種と断定することはできないというのが現状です。
セイヨウナタネとは似ていないような・・・
検査は1個体ずつ厳重に

次のページへ

表紙にもどる