全国のナタネ輸入港周辺で遺伝子組み換え(GM)ナタネが確認されて、早くも6年が経過しようとしています。私たちも地元愛知と三重県を中心にGMナタネの調査と駆除活動を続けてきました。しかしながら確実な効果が得られているとはいえず、さらにはカラシナや野菜との交雑種も見つかるなど、状況は決して楽観できるものではありません。
今年10月、名古屋で『生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)』がおこなわれます。そこで大きな焦点となるのが『カルタヘナ議定書第5回締約国会合(MOP5)』。GM生物が国際間で引起こす被害について、その原因を作った国や企業が責任を取るべきだという議論が戦わされます。
GMナタネの拡散、そしてCOP/MOPに向けて、私たちにできることをここで考えようというものです。 |
09年10月、三重県鈴鹿市で見つかった、他の作物と交雑したと見られるGMナタネ。ブロッコリーの葉に似ている |
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