今年秋におこなわれる生物多様性条約国際会議の開催地名古屋で、このような大掛かりなGM汚染が起こっている現実を無視することはできません。特にカルタヘナ議定書締約国会合(MOP5)では、GM汚染などによる環境被害に対する責任問題(責任と修復)が議論の焦点となります。
まさにここ名古屋港と四日市港一帯で起こっているGMナタネの環境汚染はその論点そのものではないでしょうか。
もはやこのGM汚染はわたしたち民間の力では解消することは困難であるといわざるをえません。今後、名古屋市あるいは愛知県、国など、行政に対する折衝の必要性もあるのかもしれません。
一体COP10の議長国たる立場として、このような状況をどのように解釈し、さらには対応し、対処すべきなのでしょうか。大いに問われるところです。 |