トクホって必要、不必要?
食べていいの?
悪いの!?』



このマークは、特定保健用食品(通称トクホ)と呼ばれ、申請した食品の効能を国が認可することにより、メーカーなどが保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる制度です。

花王のエコナクッキングオイルが安全性の点から問題となった事を契機に、トクホは制度の廃止を含めて見直しが進められています。

トクホとは何か、何が問題でどうすべきなのでしょう。

今回のシンポジウムでは、基調講演に『玄米ダンベルニギニギ体操』などの著書で知られる鈴木正成氏をお招きし、トクホ食品とその制度について、その現実と必要性にまで議論を深めようとしています。

第1部
・基調講演:
鈴木正成
演 題
『健康づくりとトクホ』


・現状報告:
平中隆司
消費者庁食品表示課/課長補佐

第2部:シンポジウム(敬称略)
鈴木正成
基調講演者
中根やすひろ
衆議院議員/厚生
労働委員会理事
平中隆司
現状報告者
伊澤眞一
名古屋生活クラブ
司 会:
 河田昌東
 四日市大学
2009年、特定保健用食品の認可を受けた花王の食用油『エコナ』に問題が起こりました。体脂肪をつきにくくするという目的の食品添加物ジアシルグリセロールが、実はその効果がうすいばかりでなく、発がん性の疑いすら浮上。また商品中にグリシドール脂肪酸エステルという物質が通常のクッキングオイルの10倍以上含まれていることが判明しました。そして09年9月、『エコナ』は発売中止となりました。今その存続の是非が問われています。

食品の安全を国が管理保障しなくてはならないのはもちろんのことですが、その健康上の効果を保障するという制度にはメリットがあるといえるのでしょうか。
元来、それらの保障とは消費者、つまり国民の健康のために遂行されるべきであり、けっして食品を製造し、販売しようとする企業の便宜をはかるためだけの制度ではあってはなりません。

消費者側と企業側のメリットについて考えてみましょう。
消費者側のメリット

認証マークを目印にすることで、その商品の付加価値を認識することができる。健康の増進を期待できる
企業側のメリット
食を提供する立場として、多くの消費者に『健康』を届けたいという目的を果たすことの手助けになり、社会貢献の一助になる
商品の付加価値を得られ、売上と利益のアップが期待できる
しかしながらここで企業側のメリットが、売上と利益だけに求められているとはいえないでしょうか。



また、トクホの認証を受けるためには莫大な費用も掛かり、とても中小企業者に利用できる制度ではありません。
グリシドール脂肪酸エステル:
油の精製、脱臭工程で発生する物質。これが体内で消化分解されるとき、グリシドールという発がん性物質が遊離するといわれています。