去る4/12に行った四日市港から松阪市までのセイヨウナタネ調査の結果をお知らせします。これは6/7に予定する『GMナタネ抜取隊』のための下見を兼ねた調査です。
今回はナタネの輸送経路全体の状況を把握するため、大雑把ながら全行程の調査を行いました。3月には関連企業による抜取り作業2回が行われているにもかかわらず、非常に多くのセイヨウナタネを確認する結果となりました。これは今冬の温暖多雨の影響にもよるものと見られます。
今回の下見調査ではその精度の正確さを得るため、各地点での採取株数が多数の場合、さらに数本ずつのグループに分け(たとえば01地点では5グループで各6株)、さらにその中から無作為に1本を選抜しGM検査を行いました。過去の調査でそうであったように、複数の株を検査した場合、GMナタネの割合を正確に出すことができません。そのため検査を行った検体の数は79株という数になり、消費された検査キットも(RR、LL用各1本)その倍の158本と大幅に増加しています。高木基金による援助のお陰でデータとしての検査に精度をあげることができるようになりました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。
今回の結果からわかりますが、相当な数(量?)のセイヨウナタネが確認されています。そのため、6/7に予定する『GMナタネ抜取隊』では抜取り作業に相当な労力を要するものと思われます。また抜取りを行う部分についても、再検討をする必要があります。 |
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