豊川市国道1号沿線のセイヨウナタネ自生調査
08/03/30
3/23の結果から、中部の会では国道1号線音羽蒲郡ICより小坂井町弥重の間を調査しました。多数とはいえないものの、下の地図に示した地点でセイヨウナタネを確認。その多くが中央分離帯に集中。セイヨウナタネが国道1号線を輸送されたことを示しています。

今回特に目立った点は、折りしもナタネの開花時期と重なり、在来ナタネ、カラシナなどが咲き乱れる状況が西古瀬川河川敷に見られたこと。

右の写真は西古瀬川河川敷などでに最も多く見られる在来ナタネ。豊川市地域ではかつて在来ナタネの栽培がよく行われたとのことで、その名残りがこのような野生化につながっているものと思われます。

この西古瀬川に隣接する国道1号線沿いの畑や駐車場にも雑草化した在来ナタネが確認されました。在来ナタネの自生は四日市港や名古屋港周辺では見受けられず、この地域での特殊性なのかもしれません。




以上のように、全21地点で採取されたナタネのGM検査から、6地点でラウンドアップ(RR)耐性、3地点でバスタ(LL:リバティーリンク)耐性を確認(GM種である確率は43%)。

今まで中部の会ではナタネ輸入港と製油会社(食用)を調査してきました。しかしながら可能性として、それ以外の目的でセイヨウナタネを始めとする植物の種子が輸送されている事実を無視することはできません。