シンポジウム




 戦後、日本の食糧自給率は下がり続け、本年とうとう39%(カロリーベース)というありさまです。今、日本が輸入食品に頼る食生活から地産地消に立ち返る以外、私たちの健全な『食』と『農』はありえません。
 食の安全を確保するには、生産者と消費者、そして流通など食にかかわるすべての人が手を携え、日本の農業・畜産・漁業を守り自給率を高めていくことではないでしょうか。
 遺伝子組み換え食品を考える中部の会では2007年10月6日、シンポジウム『食の安全と自給』を企画開催しました。

 今日本の農業は難破状態にもかかわらず、大きく変わろうとしています。新しい担い手を育成するという目的で、活性のある農家を選抜し、大規模化を促す。今まで均等に行われてきた農業補助はそういった一部の農家に集中され、そうでない農家は農業をあきらめざるを得なくなるという状況も生まれかねません
 また、有機農業推進法が制定され、日本でも有機農業が法律的にも認知されたことになります。しかしこの法律も国の音頭だけで意味を得るものでもありません。

 今、日本人が農とは食とは何か、安全とは私たちの健康とは何かについて真剣に考えなければならない時期にさしかかっているのです。

基調講演
黒瀬 正 氏
ライスロッヂ大潟主宰

シンポジウムパネリスト(敬称略)
黒瀬 正
瀬口俊子(くらしを耕す会)
松沢政満(福津農園)

コーディネーター
河田昌東(四日市大学)

パネルディスカッションの模様
質 疑 応 答(客席からの質問に応答)


シンポジウムに賛同をいただいた団体・個人
賛 同 団 体 名 簿(受付順)

あいち生活協同組合、くらしを耕す会、土こやしの会、名古屋生活クラブ、食と環境の未来ネット中部よつ葉会、道 長、自治労名古屋学校支部、豊橋有機農業の会、こだわり農場鈴木、わっぱの会、黒 怒、南蔵商店、白扇酒造、川上酢店、かね光、プール・アンファン、ライスロッヂ黒瀬、富士商店、おとうふ工房いしかわ、山のハム工房ゴーバル、飛騨酪農農業協同組合、(株)サンコー、チョーコー醤油、コジマフーズ、音羽米研究会、西三河生協、麸屋藤商店、カクトウ醸造、角谷文次郎商店、あいのう流通センター、流域自給を作る大豆畑トラスト、アルファーフード、東海民主センター、野田味噌商店、八千代製麺、佐藤醸造、地主共和商会、ブレナ、中部乳業、潟}ルツネ


賛 同 個 人 名 簿(受付順)

和田典子、山越美由紀、木山純子、村上喜久子、石黒道子、井上弓子、岡田洋子、吉川和子、岡村佳代子、服部裕子、加藤千眞子、村埜紀子、宇佐美祐代、榊原美紀、内田温子、高橋智津子、熊野屋、沖 章枝