R23近鉄白子駅から磯山駅間
2007/05/05

セイヨウナタネ自生調査・抜取り

わたしたち遺伝子組み換え食品を考える中部の会では前回3/7以来、調査抜取作業を行うことができませんでした。

今回5/5は、河田氏他1名での単独の調査抜取となりました。相変わらず目立つのは、国道23号線の中央分離帯に自生するセイヨウナタネでした。この区間の6ヶ所でセイヨウナタネを確認。そのうち3ヶ所で抜取りを敢行し、GMチェックを行いましたが、結果はいずれもRR(ラウンドアップレディー:除草剤ラウンドアップ耐性)またはLL(リバティーリンク:除草剤バスタ耐性)ナタネでした。

今回の結果としては、相変わらずGMナタネの検出率の高さを実感するものとなっています。とくに昨年秋からLLナタネがRRを逆転して勢力範囲を伸ばしている点が目立っています。

特に今回も前回と似通った区域になった理由は、河田氏が近鉄名古屋線を利用しての徒歩によるものであったため。
これは最近の名古屋港潮見埠頭でも共通していえることですが、LLナタネの検出率が高くなっています。これはまったくの憶測ですが、最近カナダから輸入されて来ている菜種がLLに集中しているという理由によるものなのかもしれません。

またこれも憶測ですが、最近潮見埠頭周辺でLLナタネを多く確認する理由として、製油工場から外部への陸路によるナタネの搬出の事実が考えられます。

今後、名古屋港潮見埠頭周辺についても、追跡調査と抜取作業を行ってゆく必要があります。
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寺家7丁目『未来書房』横の畑。セイヨウナタネを7株採取し、RRとLLの混在を確認。畑での栽培種とも共存

白子3丁目『しまむらクリニック』前中央分離帯(LLナタネであることを確認)