おそらくこういった状況は林崎町以外に、この先松坂市に至る水田地帯でも同様に起こっている可能性があります。
今後、これらのGMナタネがさらに周辺に拡散すれば、そこかしこの田や畑でもセイヨウナタネが見受けられるようになるでしょう。
今でこそ周辺の農家は静観もしていられるかもしれませんが、近い将来、非常に困った状況がおとずれてしまうことにもなりかねません。
危機的状況?
もしかすると、これはすでに危機的状況といえるかもしれません。除草剤の効かないセイヨウナタネは温暖な日本の気候の中で、さらに除草剤を多用する現代の農業の中に放たれることで、今後どのような勢力を発揮するのか予測はむつかしいところです。 | |
しかしながら最低限、除草剤が施用される環境の中、他の植物にくらべて優位性をもってしまう要因にもなるのかもしれません。
とにかく、早急かつ徹底的な対策が望まれます。
該当の製油会社は加害者か
該当の製油会社は加害者なのでしょうか。
製油会社ではかつて地元のナタネを搾油していました。戦後日本人の食性の欧米化から、また農業の劣勢による国産ナタネの減少で、北米からの輸入に依存せざるをえなくなりました。さらに安全だからという理由で、GMナタネの輸入が許可されました。 |